パートナー企業インタビュー

まさに音楽合宿に
“理想的”な環境。
志賀高原のモデルを広げたい。

北信州観光協会

代表取締役

塚原哲也 様

宿泊施設と音楽ホールが揃い、
毎年多くの団体が利用する“聖地”に。

北信州観光協会は、音楽合宿が可能な宿泊施設の案内や貸切バス・楽器運搬など、楽器を演奏する団体の合宿手配を一貫してサポートしています。その中心は、志賀高原にある複数の施設です。志賀高原は、冬場はスキー需要で多くのお客様が訪れる場所として有名ですが、夏場は音楽合宿が盛んです。志賀高原は標高1,500メートル以上の高地にあるため夏の暑い時期でも比較的涼しく、長時間の練習に集中できる音楽合宿にうってつけの場所なんです。昭和50年頃、音楽団体を送客するため志賀高原内の宿泊施設に対して「音楽合宿に利用できる音楽ホールを作ってくれないか」と働きかけました。 施設側も夏場に団体のお客様を呼び込むことは、地域を盛り上げる大きなメリットになります。結果的に複数の施設に快く音楽ホールを新設いただくことができ、今では音楽に打ち込みたい人たちにとって他にない環境が整っています。

柔軟な施設の方々のおかげで、演奏者に寄り添ったサポートができる。

私たちのお客様は、10名程度から300名を超える団体まで幅広くいらっしゃいます。人数が多くても少なくても、音楽合宿に求めるお客様の要望は大きく変わりません。例えば「施設を貸切にしたい」「24時間、いつでも音を出せる環境がいい」といった “練習に集中できる環境”を求められることがほとんどです。私共はお客様のさまざまな条件を事前にヒアリングし、ご要望に適した施設をご提案しています。快適に合宿していただくために、時間がある限り各ホテル施設に出向き、環境の確認やホテルスタッフさんとコミュニケーションをとっています。施設のみなさんとも長く関係が築けていることで、少人数であっても貸切での対応を受け入れてくれたり、音出しが可能な時間を調整してくださったりと、臨機応変にご対応いただいています。毎年、合宿が盛んになる8月から9月の時期は私も志賀高原に滞在し、現地でのサポートを行っています。

25年続くカレッジコンサートの開催が、
サスティナブルな活動につながる。

1998年の長野オリンピックで志賀高原がスキー・アルペンの会場に選ばれ、関係者のレセプション会場となる「志賀高原総合会館98」が蓮池という場所にオープンしました。オリンピック終了後に施設を有効活用できないか?と地域で悩まれていたところに「夏場にこれだけ音楽合宿されている団体が集まっているのだから、コンサートをやってもらえないだろうか」とお話をいただきました。私たちより音楽合宿で利用されている団体に声をかけ、第1回は9団体が参加して“志賀高原カレッジコンサート”を開催。今年で25回目を迎え、志賀高原カレッジコンサートは夏の風物詩となって地域の方にも楽しんでもらっています。参加する学生さんたちも、競うためのコンクールやコンテストと違い、純粋にお客様と一緒に楽しむにはどうしたらいいかを毎年工夫しながら参加してくれており、彼らにとってもいい演奏機会になっているようです。当時はSDGsといった言葉は浸透していませんでしたが、オリンピックのための施設を活用し、コンサート開催を通して地域に還元できていることは、持続可能な取り組みに貢献できているのではないかと感じますね。

一つひとつの“出会い”が、
サービスの品質向上に生かされている。

Performat発起人である田中さんとの出会いは、実はお客様からのご紹介がきっかけです。以前から楽器運送のトラック手配は行っていたのですが、楽器運搬は取り扱いが難しいため、お客様自身にトラックの積込みをお願いしていました。そのため過去には運搬中に楽器が破損してしまうといったトラブルが起こることもあり、私たちも頭を悩ませていたんです。そんな時に「楽器運送のプロ」と聞いて田中陸運さんに依頼したところ、楽器のことを細部まで熟知されているドライバーさんの技術に驚かされました。トラブルはもちろんありませんし、専用車両で安全・確実に目的地へ届けてくれる、安心感が違いますよね。現在はすべての楽器運送を田中陸運さんにお願いしているほど、信頼できるパートナーになっています。

Performatを通して、クラシックを
もっと身近に感じる環境をつくりたい。

カレッジコンサート開催の経緯や、田中陸運さんとの出会いもそうですが、すべて“つながり”が未来を創ると感じています。今回Performatの話を伺い、ユーザーの方はもちろん、他業種の方との新しいつながりを広げることができるのではないかと思い、参画を決めました。私自身、中学時代に吹奏楽部でホルンを演っていたので、楽器を持った移動や運搬の苦労も分かりますし、音楽の素晴らしさも知っている。だからこそ、音楽合宿に関わるサポート以外にも、楽器を演奏する方の気持ちを汲み取ったサービスを届けることができるのではないかと思います。未だ日本では、クラシック音楽に対してハードルが高いと感じている方も多いですが、“カレッジコンサート”のように地域の中で身近にクラシック音楽に触れられる機会がもっと増えるといいなと思います。子どもたちがそれをきっかけに「音楽をやってみたい!」と思ってもらえるような環境づくりを、Performatでできたらいいなと考えています。

お問い合わせ インタビュー一覧へ